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1年中観光でレンタカーを利用する人多いですよね。
車を運転すれば事故をしても、それなりに対処ができるんですが、レンタカーになると、突然対処ができなくなる人が多いんです。
レンタカーを貸す時の手続きの際に、もし事故に遭った時の手続方法なども説明しているのに、できない。
こんなことにならないように、あなたはこの記事を読んでいただき、レンタカーの仕組みを知っておいてくださいね。
レンタカーで事故をした際の免責の仕組みなどを、元レンタカー会社の店長だった私がご説明していきます。
レンタカーの事故であっても基本は同じ
レンタカーでの事故であっても、自分の車で事故をした時と、
基本的にやることは同じです。
①要救護者の救護
②警察への通報
③保険会社へ連絡
④レンタカー会社へ連絡
基本的に、このような流れとなります。
レンタカー会社への連絡は、一番最後でいいんですよ!
なのに、一番最初に連絡をしてくるお客様が多い。
③の保険会社への連絡ですが、保険会社の電話番号というのは、基本的に車内に貼ってあるか、レンタカー会社から預かる書類の中に書かれています。
この部分も、借りられる際に説明があるはずです。
レンタカーで事故をした際の免責ってどうなるの??
レンタカーには基本的な保険というのは、一通り加入されています。
レンタカーを借りられる際の説明欄に記載されていますよ。
レンタカーの保険に関しては、別記事で説明していますのでご覧ください。

さて、レンタカーを借りられる際に免責について説明があるかと思います。
保険の免責というのは、レンタカーで事故をした場合は、レンタカーの保険が使えますが、
車両補償で上限5万円
対物補償で上限5万円
上記金額は、お客様のご負担となります。
という、この5万円が【免責】と呼ばれるものとなります!
で、仮に物損事故を起こした場合など、
物損で壊した物
当てた時に付いた車両の傷
で、当然のように5万円の修理代がかかってきます。
【上限】となっているんですが、車の修理などは少しの凹み傷でも5万円は楽勝でかかってくるんですよ。
なので、レンタカーで少しの物損事故を起こしても、車両・対物の免責金額として、10万円はかかってくることを覚悟しておいてください。
レンタカーの保険で免責を免れる方法は??
レンタカーで事故をした際に、免責金額上限5万円が発生するのは先ほどのお話で理解していただけたかと思います。
では、この免責金額を払わないで済む方法はあるのか?
ということですが、
あります!!
これは、各レンタカー会社が設定をしている【免責補償制度】と呼ばれるものに加入することです。
免責補償制度というのは、一定の補償金額を予めレンタカー会社に払っておくことで、レンタカーで事故をした際の免責を免除してもらうという制度です。
一定金額というのは、大体のレンタカー会社が同じなのですが、24時間あたり1,080円という料金設定にしています。
一泊二日で大体2,160円ですね!
これに加入しておくことで、保険の免責から逃れることができます。
けっこうお客様に優しい制度になるんですけど、この制度に加入をされない人も多いんです。
1,080円をケチって、レンタカーに傷をつけて10万円なんて話もよくあります。
私は断言します!!
免責補償制度には必ず加入をしましょう!!
理由としては、保険の免責は自損事故以外の貰い事故でも発生をしてくるからです。
【関連記事】

貰い事故でも免責金額発生!!
レンタカーを使っている間の事故というのは、自損事故だけじゃないですよね。
自損事故であれば、保険の免責を払うことにも納得はできますが、貰い事故であっても、保険の免責金額というのは発生をしてきます。
これは、レンタカーを使っているあなたに対して、
利用者責任
があって、
借りた物は原状回復をして返却をしなくてはならない
というルールが元になります。
アパートなんかでもそうですよね。
著しく現状を損なってしまっている場合には、原状回復をして退去をしないといけないルールですからね。
レンタカーでも同じことが言えるんです。
ですので、たとえ貰い事故であったとしても車両保険の免責金額というのは、利用者であるあなたに支払義務が発生をします。
【免責金額を払わなくても良い場合】
レンタカーで事故にあっても、免責金額を払わなくても良い場合が1つだけあります。
それは、
100対0の事故
の場合です。
例えば、
車の後ろから追突をされた。
停車している時に車をぶつけられた。
このような過失割合が100対0で相手に非があるときは、あなたに対して免責金額が請求をされることはありません。
100%相手が悪いので、事故相手に請求されるようになります。
まとめ
レンタカーで事故をした場合には、免責金額というものが利用者であるあなたに請求をされます。
対物補償5万円・車両補償5万円
で、事故を起こしたあなたに支払義務が生じてきます。
この免責金額を免除してもらうために、
免責補償制度
には、必ず加入しておきましょう。
コメント
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