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立春大吉
この文字を目にしたことがある人は多いですよね??
自宅やお店の玄関先に貼られていることが多いです。
私自身も、よく見かけてはいましたが、意味に関しては、特に気にしていませんでした。
家内安全や商売繁盛のお守り??
くらいに思っていました(笑)
そんなある日、この立春大吉という言葉が気になったので、調べてみたんです!!
そしたら・・・
ちゃんと貼ることに意味があって、貼る場所も貼り方も決まっているということでした。
ですので、この立春大吉のお札の貼る意味や貼り方についてお話していきますね!
~目次~
そもそも立春大吉って何!?
立春大吉のお札は、そもそもは禅寺(禅宗の寺)の門に貼るお札だったんです。
この立春大吉のお札自体には「厄除け」の意味があって、禅寺の檀家さんに配られていたお札を、檀家さんは玄関に貼っていたんです。
これが事の始まりでした。
立春大吉という言葉は、その字が左右対称であり縁起が良いとされているのです。
そして「新しい1年を平穏に過ごせますように」という気持ちも込められています。
「新しい1年」と聞くと、1月1日の新年を思い浮かべると思うんですが、昔は立春を新しい1年の始まりと考えていました。
その時のなごりから、立春に合わせて「立春大吉」のお札を貼るようになっているんです。
立春大吉のお札は、どうやって入手する??
実は立春大吉のお札は、禅寺が檀家さんに配っているのが本来なので、簡単に入手することはできません。
でも案ずることなかれ!!
手に入らないのであれば、自分で作ってしまえばいいんです!!
実は、このようなお札に関しては、自分で書く方がご利益があるのです!!
作り方は簡単!!
①半紙か和紙、筆、墨を用意する。筆ペンでも可
②縦書きで「立春大吉」と書く
③自分の息を3回吹きかける
お札らしく細長く作りましょうね!
お札自体は簡単に作れますから、「無病息災」などの気持ちを込めて字を書くようにしましょう。
立春大吉のお札を貼る場所ってどこ??
お札が完成したら、次は貼る場所ですよね。
お札を貼る場所は、基本的には
玄関
になります。
玄関の向かって右側で目線より高い場所に外向け貼りましょう!!
さらには、タンスや衣装棚の上でも良いとされています。
立春大吉のお札を貼る際の注意点
お札なので、貼る際には最低限注意をすることがあります。
①目線より高い場所に貼る
②両面テープや画鋲では貼らない
③お札自体が汚れないように注意する
②についての補足です。
お札自体に両面テープや画鋲で貼るというのは、やはりダメなんだそうな!!
なので、半紙などを使ってお札を差し込める台紙を作った上で、その台紙を画鋲などで貼り付ける方法が良いとされています。
③についての補足
お札が汚れないように、タンスや衣装棚の上に置いたりする際は、お札の下に半紙などを敷いてお札が汚れないようにする方が良いそうです。
立春大吉にまつわる逸話
立春大吉には逸話があります。
立春大吉という文字は、左右対称の漢字であり、このお札が玄関に貼ってあると、鬼が家に入ってきて振り返っても、同じように「立春大吉」と書かれたお札が見えるので、鬼はこの家にはまだ入っていないと勘違いをして逆戻りをする。
というお話です。
鬼が家に入ってこないということで、1年を平穏無事に過ごせるという意味で、立春大吉は厄除けのお守りをされてます。
鬼関係で節分に関する作法は↓こちら

立春大吉のお札の処分方法!!
お札なので、やはり処分方法は気になりますよね。
適当に燃えるゴミで捨てるわけにもいかないし・・・
で、やっぱり処分方法としては、どんと焼き(私の住んでる地域では、「とんどさん」といいます)などで、供養してもらうのが一番とされています。
ただ、どうしてもお炊き上げのような行事に参加できなかったり、行事が無いような場合には、感謝の気持ちを込めて、清めの塩を振って地域のゴミとして処分するのも良しとされているようです!
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まとめ
立春大吉とは、厄除けのお守りとして玄関先に祀る物です。
「立春大吉」と和紙に手書きをして祀ると、さらに効果大とされています。
今まではこのお札を貼っていなかったのであれば、ぜひとも自作して貼ってみてはどうでしょうか!
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