この記事は約 3 分で読めます。
お盆にお供え物としてお仏壇に飾られる砂糖菓子・・・
食べたことありますよね???
正直マズイ・・・・
でも、お盆にお供え物として使用される砂糖菓子には、きちんとした由来があるんです!!
お盆のお供え物としての砂糖菓子の由来のお話になります。
~目次~
お盆のお供え物として使用される砂糖菓子の名前って??
お盆にお仏壇にお供え物として飾られる砂糖菓子ですが、正式な名前は「落雁(らくがん)」といいます。
お米から抽出したデンプンと砂糖・水あめなどを合わせて、着色後に型に填めて形を作って乾燥させたものになります。
食べたことあると思いますが、マズイですよね??
私は、子供の頃に食べましたが、今では食べようと思いません・・・
元々の由来は、中国から伝わった「軟落雁(なんらくがん)」という物が元になっているようです。
最近では、砂糖菓子ではなく落雁のローソクをお供え物として贈ることもあるようです
お盆のお供え物として砂糖菓子(落雁)をお供えする由来
では、そもそもなぜお盆のお供え物として砂糖菓子(落雁)が用いられるようになったのでしょう。
お供え物として砂糖菓子(落雁)を用いるようになった由来には、2説あるようです。
1つ目は
【目連尊者の施餓鬼】という供養方法に由来しています。
施餓鬼とは、餓鬼道で苦しむ人たちに食事を施して供養することで、日本ではお盆に行われることが多い。
2つ目は
近江八景「堅田の落雁」にちなんでつけられたという説です。
お盆にお供え物にする砂糖菓子(落雁)の形と意味
お供え物の砂糖菓子(落雁)の形にもいくつかありますが、
一番一般的なのが、蓮の花を模ったものですよね。
蓮の花は、極楽浄土を象徴する花として、お供え物として用いられることが多いものとなります!
桃などの果物を模った物もよくありますよね。
昔は、果物を落雁の代わりとしてお供えしていました。
その名残から、果物の形をした砂糖菓子(落雁)が使用されるようになったんですね。
今でも果物もお供え物として用いられていますが、砂糖菓子は日持ちがすることから、落雁がお供え物として重宝されています。
【関連記事】

お盆が明けたら、お供え物はどうする??
お盆の期間中は、お供え物はお仏壇に飾っておきますが、
お盆が明けたらどうすればいいんでしょう??
一般的には、お盆が明けてお供え物を下げた時には、そのお供え物は家族で食べてしまうことが多いようです。
お供え物自体は、お盆の期間中に飾っておくことでご先祖様に食べていただき、お盆明けに家族で食べます。
ただ、日持ちがしないものや、砂糖菓子(落雁)のように、食べることができなかい物に関しては、白い紙などで包み、感謝の気持ちを持ちながら処分するとよいでしょう。
最近では、昔の砂糖菓子(落雁)のように、後々処分するのが大変な落雁ではなく、美味しく食べることができる落雁が人気があるようです。
「食べ物を粗末にしたくない」
と思えば、当然の選択肢でもありますよね。
今年のお盆には、美味しい落雁をお供え物として持って行ってみてはどうでしょうか?
まとめ
お盆にお供え物として用いられる砂糖菓子の名前は「落雁(らくがん)」といいます。
この落雁の由来に関しては、2説あり、
近江八景からの説と供養方法からの説があるようです。
どちらの説が正しいかという判断は難しいと思いますので、ご自身の気持ちに従ってもらえたら良いと思います。
お盆の準備を万全にして、ご先祖様をお迎えしてあげましょう。
コメント
[…] […]